「そうじゃったか。みなご苦労じゃったの。それにしても.あの男はわしと仲良くする気ないのかのう。」

「それは.しょうがないかと…。俺達.何度も戦してきたから。」

昌景達は言った。

「そりゃ.そうじゃの。歳子殿。疲れたじゃろ。休みなさい。みなも。」

信長達は.それぞれ家へ帰った。

「歳子.皆の願いはどうだった？」

「うーん。健康長寿.幸せになれますように.出世.安産.合格祈願.恋が実りますようにとか.いろいろ。」

「で.どれに興味を持った？」

「恋が実りますようにかな。」

「お前らしいな。」

「だって.私.少女漫画.好きだったんだもん！」

「わかった。わかった。もう寝るぞ。」

「うん。」

「ゴリヨー！朝食よ。」

「うっうーん！」

「何.緊張してるの？」

「べっ別に緊張なんかしてないよ。ママ。」

「ゴリヨ。旅先のリュック片付けたか？」

ドキッ。

「うっうん。片付けたよ。パパ。」

「ママ。ごちそう様。バナナ.自分の部屋で食べるね。」

「うっうん。どうしたのかしら.ゴリヨ。」

「なんか怪しいなぁ。」

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