第39話

「謙信のお友達に.桃食べてもらおうと思って...。」

美奈はその場から.立ち去ろうとした。

「美奈!」

「嫌よ!生まれ変わりたくない!謙信と離れたくない!」

「俺だって離れたくない!美奈.愛してる!」

「私も愛してる!謙信!」

美奈は.泣き崩れた。

謙信が美奈にキスをする。

美奈は.少し落ち着いたようだ。

「わかってくれ。美奈。生まれ変わって.今度こそ自由に生きるのだ。誰と恋に落ちても.誰かと結婚しても.俺は.美奈を待ち続ける。」

「私.結婚なんてしない!生涯.独身で自由に生きてみせるわ!それまで.待っててくれる?」

「当たり前だ。いつも美奈の側にいるよ。」

美奈の澄み切った心によって.月から.妖魔達は消えた。

「俺達の出番じゃなかったな。」

と六名神。

「パパーッ!僕.活躍したでしょ!」

「はいはい。恐れ入りました。ゴリヨ。」

「僕.ゴリヨって言うんだ。」

「うん。お兄さん.謙信って言うんだね。」

「そうだよ。バナナチョコ.悪かったな。たこ焼きでも食うか?」

「うん!」

「ダメだ!謙信のせいじゃない!ゴリヨ.食いすぎなんだよ!」

「パパのバカーッ!僕.活躍したのに。」

「それは.認める。」

「僕のたこ焼き。」

「また.今度な!ゴリヨ!」

そう言うと.謙信は姿を消した。信玄には今回は会わないつもりだ。

「皆.信玄んとこ.戻るぞ!歳子も疲れてる。」

信長がそう言うと.皆.ロサンゼルスへとテレポートした。

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