第21話

ー日本。

「歳子.落ち着くまで.お家でゆっくりしなさい。」

「はい。」

「ねぇ.お母さん。私って神様なの?」

「違うわよ。アメリカの精神科のせいで困惑してるだけよ。」

「そっか...。」

「歳子.お母さん仕事があるから幸代(さちよ)姉さんに来てもらうわね。」

「叔母さん?」

「そうよ。当分あなたのこと面倒みてくれるそうだから。」

「私.幸代叔母さん好き!」

「良かったわぁ。それ聞いて.お母さんも安心したわ。」

「お母さん.眠いから少し.寝るね。」

「わかったわ。」

ピンポーン。

「幸代姉さん.早かったわね。」

「歳子ちゃんは.大丈夫?」

「今.寝たところ。姉さん迷惑かけるわね。」

「いいのよ。歳子ちゃんが無事なら。」

「ありがとう。姉さん。」


歳子...歳子...。

誰かが私の名前を呼んでる...。

歳子は.意識があいまいなまま.名前を呼ばれてることに気づいた。

誰かが立っている。

そう.織田信長。

「キャーッまた織田信長!」

「今から.元の世界に戻る。迎えにきた。」

「元の世界!?」

「詳しいことは.あとで言う。」

織田信長がそう言うと.光をはなち.織田信長と歳子は.消えた。

歳子の母親と叔母は急いで歳子の部屋へ行き.ドアを開けた。

「歳子!歳子!」

奈美子は歳子がいないことに気づいた。

「姉さん!歳子がいない!」

「落ち着いて!奈美子!他の場所にいるかもしれない。」

「そっそうね。」

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