第2話

「平井君。結婚しないの?」

咲が言う。

「興味ない。自由がいい。老後は老人ホームに入る。」

「ふ~ん。」

しまった。本当は、石田さんと一緒にいたいのに、、、。

「私は友達感覚の平井君と結婚したい!看護師だし!」

「結婚は友達とするもんじゃないの!」

「そうでっか。」

結婚したいと思われるのはうれしい。だけど友達か、、、。

「2人、仲良いね。」

他の女性看護師さんが言った。

彼女の名前は斉藤梨花(さいとうりか)。俺にひつこく飲みに行こうと誘ってくる。うざい。

「石田さん、テンション高いから病室に戻りなさい。」

斉藤梨花は咲にきつく当たる。それを聞いた咲は、はいと言って病室に戻ろうとした。

「石田さん戻ることないよ。それに斉藤さん、石田さんは別にテンション高くないよ。」

「平井君、、、。」

あいつまじ、うぜー。邪魔すんなよな。休憩中に石田さんにきつく当たるなと言っとこ。

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