第20話
海斗が迎えに来てくれて一緒に退院し、そのまままっすぐ一樹さんのうちに。
玄関に入るなり、抱き締められ、キスを激しく求められ。
「うぅ・・・ん」
やっと離れたと思っても、また、海斗の口唇に塞がれ、口腔内を好き放題舐め回された。
「海斗、だめ、だめ、一樹さん待ってないと」
一樹さんは、仕事で、帰りは夜になる。
「う~う゛」
「そういう顔してもだめ」
退院したら、まず海斗と、一樹さんと三人でエッチをする。それから、一樹さんの実家に挨拶に行く。
順番、逆じゃないかなって思ったけど。
「したい」
ウルウルした目で見詰められ・・・。
負けるのはいつも自分。
「じゃあ、あ、あの・・・」
少しなら、と言おうかな、と思ったら、扉からガタガタ音がして。
「何、してる⁉玄関先で!?今の所ちゃんと片付いてるから、中入ったら⁉」
入ってきたのは、この家の主である一樹さん。
「一樹さん、あ、あの・・・」
「夜まで待てなくて・・・ごめん。勿論仕事はちゃんと済ませてきた。橘内には呆れられたけど」
一樹さんに手を引っ張られ、海斗とその後に続く。リビングも、台所も、そして、寝室も、綺麗に片付けられていた。
「引っ越しするから、業者に頼んだ。なるべく、ナオの側にいたくて、橘内に、不動産屋をあたらせている」
真っ白な真新しいシーツの上に一樹さんが座り、その隣に座った。
海斗は、僕の前で膝を立てて座り、シャツの釦を一つずつ外していく。
「ナオ」
一樹さんの口唇が、僕の唇に重なり、その手が、背中へと滑り込んでいく。
「う・・・んん」
何度も角度を変え、お互いの舌を絡めて。
釦がすべて外され、あらわになった肩口や、鎖骨の窪みに海斗の口唇が吸い付く。彼の右手は、スボン中へと入り込んでいく。
「やぁ・・・ん」
じかに、陰茎を握られ、思わず声が漏れる。
「ナオ、少し、動かしただけで、先っぽから、ほら、もう蜜が出てきた」
「やぁだ」
指で挟まれ、クチュクチュされるだけで、腰がひくつく。一樹さんが、上を脱がし、海斗はスボンと下着を一緒に、僕の足から脱がせ、靴下も、片方ずつ脱がしてくれた。
あっという間に裸にされた。
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