養子縁組!?

第17話

◆養子縁組!?




あたしの吹き出した紅茶をまともに食らった叔父貴は、それでも取り乱すことなくスーツの上着のポケットからハンカチを取り出して、顔を拭った。



叔父貴のすぐ後ろで立っている死体男も苦笑いをこらえている。



「お、叔父貴…すまねぇ」



「いや。お前のこういうことには慣れてる」



そうか…良かった。



って!そういう問題じゃねぇ。



「叔父貴!こいつが何でここにいるんだよ。叔父貴の知り合いか!?」





「ああ、すまない。お前に説明するのが遅れたな」



ハンカチをポケットにしまうと、叔父貴はすまなさそうにちょっと眉を寄せた。



くぅ…。困った顔の叔父貴も色っぽくてなんてかっこいいんだ。



って見惚れてたら、



叔父貴は唐突に口を開いた。









「朔羅にはちゃんと説明しようと思ってたんだ。




今日、彼、戒を正式に養子縁組して、俺の息子にした」






は?




ヨウシエングミ?




ムスコ?






はぁああああああ!!!?



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る