第73話
カヅコのように真面目で好奇心旺盛で特技の有る少女が教育の機会を奪われて才能や将来が潰されていく。それは忍びない。
ヒロミは弟のシズマ・父親のシズヤ・母親のミユキにこの事を訊いてみた。
皆、少女を哀れんでいるが、少女に教育を施す余裕が時間的にも能力的にも難しい。シズマは、
「だったら、姉さんが戻ってきて女の子達を教えたら良いんじゃないのか」
ヒロミは悩む。緑湖の面々がそんなヒロミを後押しした。
「そういう目標は大事にした方が良いよ」
と、常連客のキサエ。若い常連客のサチコが、
「私、教職免許持ってます。お手伝いしましょうか」
従業員のルミコは、
「私も手伝わせてください」
他の従業員のカヤノが、
「夢が有るならば、こちらは私達に任せてください」
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