第3章 緑湖の人々

第19話

翌日。ヒロミが経営する朝飯屋・緑湖の従業員達は驚いた。3人の従業員がいつも通りに来た時、ヒロミは淡々とシズマの話をした。その後、

「勝手だけれど5日ほど、店を休むことになりました。詳しいことはまた明日話します」

 62歳のカヤノは微笑んで、

「それぐらいなら私達に任せてください」

 34歳のメグミは楽しそうに、

「弟さんと会えて良かったですね」

 20歳のルミコは困り笑いで、

「正直不安ですが、5日間頑張りますよ」

 ヒロミは、

「ありがとう。けれども無理しないで、何かあったらすぐに連絡して下さい」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る