第84話
トゥルルルル―――……
部屋についている電話が鳴った。
「はい、え?ハイリがもう行ったけど。
は?ああ、じゃあ向かいます」
「何?」
「ハイリなんかさっき電話きたのっていつもの情報頼んでる人来たからぽいからじゃん?
でも今回なんか書類も必要だったみたいで、それヤスが書類もっていったけど、それ待ってる間かなんか知らないけどその人がこのホテル内で迷ったのかよくわかないけどカウンターにいるんだってそんでどうしますかって。
とりあえずハイリたちに電話しながら俺が行ってみるね」
有野はそう溜息をつきながら、修二に説明していた。
何があったのかわからないが、それでも有野も修二もわかっているようだった。
そして、そのまま有野も部屋を出てしまった。
あ、れ?そう思った時には、私は部屋の中に修二と二人っきりになっていた。
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