第56話
「クハハ、なんだよアレ。
有野お前とんでもねえ女をナンパしたな」
俺が笑うと、修二が抱き着いてきた。
「ハイリ、やっぱアイツ怖い」
ったくコイツは…。
そう思いながらもゆっくり抱きしめてやる。
「ったく甘えるなよ。
それにあんな女で怖いなんて言っててどうすんだ。俺らの敵は「わかってる!わかってるけど」
そういいながらギュっときつく俺に抱き着く。
可愛い顔して普段は無口で俺ら以外とは口をきかない修二。
甘えるなんて事は特に俺らにしかしない。
親にナイモノとして扱わられるような修二にとって甘えるという行為許されなかった。
だから俺らは数少ない言葉を放つ時や甘える時は絶対にそれを拒まないんだ。
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