第49話
そして少し時間をつぶしていると俺の携帯に電話が入る。
あの女の番号だ。
俺は電話に出た瞬間口元が笑うのが自分でも理解できた。
「ついたか?」
俺が言葉を発すると、通る綺麗な声で普通に女は答える。
そして部屋を開けると、そこには予想以上に綺麗な女がだるそうに立っていた。
あからさますぎる態度にも笑えた。
それに部屋の中へ俺が歩いて行くと女もついてくる。
そして部屋にいる全員をちらっと見て本当にめんどくさそうに聞く。
『で、何の用?』
俺はその態度にも言葉にも笑みがこぼれた。
面白すぎる。
俺らを前にしてもこんな態度をとる奴なんていなかった。
面白い、面白い。
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