第24話

皆も同じ事を思ったであろう、その時にエレベーターがついたので無言でハイリの部屋へ向かった。



そして俺たちだけが持っているスペアのカードキーで部屋に入ると、シャワーを浴びていたのかハイリがバスローブを着て立っていた。




「どういう事かきちんと説明してみろ康人」




ハイリに言われてヤスがさっきの話を説明すると、ハイリは話を聞きながらいつもはヤスがパソコンなどを使って調べるのだが、その時はハイリがパソコンの前に座った。




「康人、お前が調べてもでてきたのはコレと同じか?」



そう言ってパソコンの画面を見せた。



「ああ、それだけだった」



そこに映るのはいたって普通に幼稚園から小学校中学校の名前や経歴だけ。





「面白いな」



ハイリは口元を上げて笑った。

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