第68話

結局ミサが店を辞めるまでずっと凜太郎は通ったし、常に仲良くしていて、本人たち曰く兄妹みたいなものだと言っていた。


血の繋がる家族なんかよりも、大切な兄妹だと。



俺はこんな風に思うんだ。


凜太郎があんなにも早くミサに打ち解けたのも、ミサを大切だと思うのも全部、全部、運命だったんだと思う。



それは決められていた運命のように。

神様が出会わせたんじゃないかって思う。



だから俺は、ミサには感謝しているんだ。

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