第67話

それからというもの、ミサと凜太郎は増々親密になった。


ミサも凜太郎だけは信頼しているらしくて、その後3か月もした頃にはお互いプライベートでもよく一緒にいた。



凜太郎は本当に変わった。

いつもミサを気にして、人間味が増した。



優しくなったし、人の為に動くようになった。



関係性を足し引きでなく、与えるだけでも満足できると言った感じだった。




俺は最初、一人の女としてミサを愛しているなだと思った。

だけど、凜太郎はそれはないと否定していた。



だからそれ以上追及した事はないが、1つわかっているのは、凜太郎にとってミサが世界一大切な女である事は違いないんだ。

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