第49話

まあ、そんな事があって捨てられた娘は銀之助のところへ追いやられたんだ。



銀之助は元々子供好きで、闇金の息子としてどうなのだと思うくらい優しいところがある。



だがしかし、銀之助は優しい反面冷酷な部分がない訳ではない。



銀之助は、一度でも自分を裏切ればそこで終わり。何があったとしても、許さないようなそんな冷酷な面もある男だった。

まあ、それを知るのは俺と凜太郎くらいだろうがな。




銀之助はミサに同情して、普通の闇金なら、てか銀之助のおやっさんなら完全に変態のオヤジとかに売りつけているはずだが、それをさせずに自分で稼ぐという方法を提案した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る