菅原信己side
第46話
凜太郎から連絡を受けたのは昨日の夜だった。
簡単にミサの今の状況を話されて、助けたい奴らができたからこっちに戻ると…。
聞きたい事はたくさんあった、だけど、凜太郎があまりに切なげな声だったから何も聞けなかった。
きっと、凜太郎はミサをこっちの世界に戻したくないんだ。
でもそれでも、凜太郎はいつでもミサの思いを一番に考えて尊重してきている。
だから、きっと今回もミサの思いを一番に考えての事だろう、だと言えそれは凜太郎にとって辛い選択だったはずだ。
それがわかるからこそ、俺は何も聞けなかった。
アイツが初めて大切だと思った女、アイツが今もっとも大事だと思っている女だから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます