エルフがVtuberになった!?
@_yanana_
第一話◇Vtuber
エルフが、Vtuberに興味を持った。
ちょこっと異世界を散歩していたら___、Vtuber事務所というのを見つけ、なんだろうと、透明になって潜入してみた。
エルフこと___、エレナ。
見た目は10代後半くらいで、胸したくらいの紺色の髪。背丈は短く可愛らしいが、年齢は千歳を超えている。エルフの寿命はだいたい、一万年〜二万年くらいなのである。
エレナが住むところからこっちの世界へと行き来できるが、こっちから向こうの世界へとはいけない。
「魔法」で、世界に干渉しているからである。
そのためにもまず、千歳になるまではエレナの方でいう、異世界へ行けないのである。なので、人間の世界へ来れるのを楽しみに待っていた。
エレナは、10代後半くらいの容姿。長い年月を過ごしているからか、千歳になってから異世界へ行こうと思っていたのだが、忘れていたのである。だから、精密には千五百歳くらい、だろうか?
だいたい、15〜17くらいである。
エレナが住むところ、魔法の世界。つまり、異世界。
___というが、エレナからすればこっちの世界の方が異世界である。
浮遊し、適当に見回っていると____。
自分の動きに合わせて動いている画面越しの何かがいる。それをみて、エレナは驚く。
(ええっ、何、これ…!?すごいじゃない、まさか___、自分の動きとリンクしてるの?こっちの世界もすごいわね〜。)
と、感心しているようである。じーっと見つめて驚きを浮かべる。
ますます、異世界に興味が湧いた。こんなものがあるなんて、と強く興味を示す。
あっちの世界にはない物がある。それだけで、興味を惹く。
(なんだろう…?さっきテレビっていうもので画面とかいうのはわかったけど、これって、どういう名前なんだろう?)
ふと、問いを浮かべる。
__と、すぐに答えは見つかった。
そういえば、Vtuber事務所と書いてあったな、と。多分、これだろう。Vtuberというものは。
どうやって作るんだろう?まぁいいか。
画面で動くアバターを見つめる。
(ん__?あれって、鬼族?)
動いているアバターは、額にツノを生やしている。エレナが知っている、鬼族だろうか?
そう考えるが、すぐに否定する。
あっちの世界の者が、こっちの世界で自由にするわけにはいかないから。散々教わってきた。向こうの世界は、団結力だけは高い、と。だから十分注意するようにと。だから、だな際はずだ。だとしたら______、鬼族といった、模倣だろう。たまたま、あっちの世界での種族とこっちでのファンタジー要素がかぶさっているだけ。
(へぇ、こっちの世界では、魔法は使えないが、こういったVtuber?で自由にできるのか!すごいな、思うがままだなぁ。)
そういって、Vtuberに足を突っ込んだ。
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