第86話

「やべえ、どうしよ」



「美咲が怒るなんて初めてだよ」



「どうしよ!」



「凜太郎さんどうしよーっ」



「うおー、美咲が怒ったどうしよっ!!」




皆が声を上げる、それでも、阿佐谷さんだけはどこか冷静だった。





「大丈夫だ、アイツはそれくらいじゃ怒んない。ただムッとしてるだけだ、待ってろ」



そういって、阿佐谷さんは美咲のいる方へいってしまった。

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