第29話
今日は長い一日だった・・・
ともかく、彼女を無事にマンションまで送り届けないと。
俺は小陽を部屋の前まで送った。
「じゃまた明日・・・」
「こちらこそよろしくお願いします。濱部副社長」
俺達は部屋の前で挨拶を交わしてるとドアが開いた。
「拓真君」
「!?」
部屋から出て来たのはお母さんの陽那さんではなく、お父さんの元総理だった。
「わざわざ…ウチの小陽を送ってくれて感謝するよ。夕食は食べたのか?」
「いえ」
「じゃウチで食べて行きなさい・・・」
「え、あ・・・」
「小陽お前からも言ってあげなさい」
「…副社長…お父様もそう言っているコトだし。食べて行って下さい」
元総理の勧めを断るコトが出来なかった。
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