第14話
「それよりも…どのコース食べるか決めてくれ」
拓真さんは私にメニューを見せる。
「拓真さんと同じコースにします」
「そうか・・・」
拓真さんはテーブルに置かれた呼び鈴でウェイターを呼んだ。
私達の座ったテーブルはテラス席。
目の前には緩やかに流れる隅田川。
川に沿うように葉桜となった並木が見える。
「桜が満開の時はきっと…お花見スポットになっていましたね・・・」
「桜が散ってて良かった。満開なら予約なしでは入れないからな」
拓真さんは口角を上げ、軽く笑う。
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