第2話
「今日から貴方の秘書となる伊集院小陽(イジュウインコハル)です。濱部副社長」
「えっ?俺は何も訊いていないが・・・」
「祖母の美古さんから何も訊いてないんですか?」
「ウチの婆ちゃんは関係ないだろ?まぁ、いい…何かの間違いだ。社長室行くぞ!」
俺は椅子から立ち上がり、彼女の右腕を掴んだ。
彼女は、栗色の長い髪をブラウンの目立たないシュシュで後ろに一括りしていた。
チラリと見える白いうなじにドキッとする。
「痛いです。濱部副社長」
「悪い」
俺はつい強い力で彼女の細い腕を掴んでしまった。
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