第37話
全教科のテスト返却が終わり数学以外の点数は
確認したけど思ったより出来てる
数学だけは継渼くんと一緒に見る約束をしてるから点数は見ないままバックに閉まった
「今日も想士と一緒に帰るの?」
「うん、約束してる事があって」
「私も向桔と待ち合わせてるし一緒に行こう」
「トイレに寄って行くから先に行ってて」
途中で別れてトイレに行き出ようとしたら
3人の女子に囲まれて、
「咲多さん、ちょっといい?」
「急いでいるので、少しなら」
「咲多さんて想士くんと緯くんの何?」
「何?とは、」
「最近一緒にいるよね?」
「自慢してる?
それともウチらに見せつけてる訳?」
「自慢でも見せつけでも無いですよ」
「じゃあ2人から離れてよ」
「離れる・・・それは出来ません」
「彼女でも無いくせに何様だよっ」
「離れないとか、生意気なんだよっ」
バシャ!!と冷たいモノが顔に飛んできて
ポタポタと雫が制服に落ちてきた
「次はこれ位で済むと思うなよ」
「うわぁ〜濡れちゃって可哀想〜」
「自業自得だよ」
キャハハーと笑いながら3人は去って行った
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