第19話

継渼くんと目が合うと驚いた顔をしていて


「ご、ごめんなさいっ」



すぐに手を下げて次の問いを始めようとしたら


「ぶはっアハハハハー

悪りぃ、腹痛ぇ」



「お腹痛いですかっ?どの辺ですかっ?」



「違う、違う、

問題解けて万歳する人初めて見たからさ」



「やっぱり私、変ですかね?」



「変と言うより面白い」



「面白い?初めて言われました」



「はあ〜、笑ったら喉乾いたから少し休憩」



「ごめんなさい、継渼くんが全然勉強

進みませんよね」



「いや、苦手な勉強が楽しく出来て

いつもより進むよ」



それから暫くの間、お互い黙ったまま勉強を

して———時計を見ると18時過ぎてる



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