第10話

いつも通りに手を合わせて、


「いただきます」



「いつも1人なのか?」



「はい、ずっと1人で…あ、1人なのに

いただきますって言わないですかね?」



「俺は言わねーけど、良い事だと思う

それじゃ、いただきます」



「召し上がれ」



「ふはっ

そんな事言われるのもいつぶりだろう、

あはは」



「ご、ごめんなさい

誰かと一緒に食べるなんて何年も前なので、」



「咲多さんといると笑う事が多いな」



「それなら良かったです」




ご飯を済ませてコーヒーを入れ休憩をして

いると


「咲多さん連絡先交換しよう」



「私とで良いのですか?」



「俺がそうしたいから」



「はい、それじゃ、えっと・・・」



「貸してくれる?」



継渼くんにスマホを渡して登録してもらい


少し話しをしてから継渼くんは帰って行った



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