第28話

「………。

 あ。やべ。なぁんかポカポカして

 すんげぇ眠いべぇ~」


なんか静かだなって思ったら

雀がカックリカックリと舟をこいでいた。

まるで縁側のおばあちゃんだ。


…あれ? たとえが古い?


「だなあ。今日もいい天気だし。

 日差しもあったかいし。」


もぞもぞとベットの中で動く。

俺もまた眠くなってきた。

さっきまでさんざん寝たのにな。


「そ、ね。」


相づちを打っているうちに、

まぶたが落ちてきて

コクコクと眠りそうになっている雀。

それを見て小さく笑っていると、

気がついて恥ずかしそうに口を隠す。


「笑うなよな。……。

 …あぁ。ダメ。もう限界!」


ガタンと勢いよく立ち上がる。

急なことにビクっと俺の体が跳ねて驚く。

上靴と上着を脱いだかと思えば、

そのまま勢いよくベッドの中に侵入してきた。


「わあああああああああああ!!

 なんだああああああああああ!?」

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