第5話
そんな制度、自分が体験するとは思っていなかった。
だから話しは適当に聞いていたし、いつも一人の私を、おばあちゃんが見てくれている。
うちにはおばあちゃんが必要、いないと困るはず、安楽死制度とは無縁だと信じていたのに。
それなのになんで?
パパとママは何事もなく普段とかわりなく過ごしている、私はそれが不思議で仕方なかった。
ご飯も全然食べられなかったし、ベッドに入っても眠れない。
薄暗い部屋の中パッチリと目を開いて天井を眺めている。
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