第3話

ユウは俺の幼馴染みだ。


俺はいつもユウに振り回されていた。


ユウは勉強もスポーツもできる。さらには顔も良い。


リーダーシップもあったから、いつもユウがクラスの中心だった。


学校に行っていたときは、休み時間のたびにユウに話しかけられていた。


俺が入院してからも、時々見舞いにきたり、プレゼントを渡されたりした。


正直、なんでユウがそこまで俺に執着しているのかよく分からない。


いつも教室の隅で本を読んでいるような、典型的な陰キャの俺に。

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