第33話

翔貴side


本家の門をくぐるといつものように出迎える組員たち


それに驚いたのか女は立ち尽くしている


組員たちに適当に挨拶をして玄関へと向かう俺


女は組員たちに頭を下げて俺の後ろを歩く


玄関に入ると、お袋がいた


そして女は手作りのもので申し訳ないと謝りながら早朝から作っていたクッキーを渡す


そのやりとりを聞いていたのか奥から親父が出てきた


親父は俺の耳元で「お前に話がある」と言ってきた


お袋が女を連れていき、俺は親父の後ろをついていく


親父の背中は今までにないくらいのオーラを醸し出していた

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