第14話
「ちょっと待って!その子を断ったら二号店に回る人がいなくなる」
「そこはもう、私が頑張るわよ」
「膝が痛いとか腰が痛いとかよく言ってるのに?キツイでしょ」
「そうは言っても…。お向かいさんの件もあるし」
「それはそれ。うちは心配ないから」
「えー。でもねー。もし、うちのお店でも不倫騒ぎになったりしたらと思うと……」
「だーかーらー、ないって!」
しつこいわ!……と、お祖母ちゃんの声をぶった切るように、強めの口調でピシャリと言い放つ。
まったく。このババは……。
いつもいつも、やることが斜め上すぎる。
いきなり突拍子もないことを思い付いて暴走するから本当に困る。
油断ならないし、気が抜けない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます