第91話
しかも、かなり適当。
内容とか一切見ずに取った。
さっきは隅々までじっくり見てたのに。
まぁ、元々良さそうと思って取り寄せた式場の資料ばかりだから、どれも惹かれる場所ではあるけど。
いきなり決められそうになってて慌てる。
「来週って急すぎない?」
「早い方がいいだろ」
「いや、もっとじっくり見てから決めよ」
「直接行ってじっくり見ればいいじゃん」
「そうだけど。何もそんなに急がなくたって…」
「何?用事でもある?」
「無いけど…」
「なら別にいいじゃん。来週でも」
食い下がるあたしを無視して聖也君は既に式場に予約を入れようとしている。
いつもは割と面倒くさがりなのに今日に限って行動が早い。
ネット予約は面倒だ、打ち込むのがダルいって嫌がって、毎度あたしにやらせてたくらいなのに。
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