第25話

「やば…。楓さんエロすぎ」


「いや…」


「出されて興奮するとか」


「違うって」




ぼーっとしてたらクスクス笑いながらキスされた。


伸し掛かったままあたしを抱き締めて、ご主人様に尻尾を振る犬みたいだ。



甘えるように肩に顔を埋められて無意識に頭を撫でる。



終わった後イチャイチャするのが好きなのかな…。


ちょっと可愛い。


新鮮だ。



しかも終わったばかりなのに一緒にお風呂に入ろうとか、もう1回しようとか言って、サクサク動き始めて元気。



何か良い意味でも悪い意味でも完全に見た目に騙されたなと思う。



でもまぁ、それもここを出るまでの関係。


もう会う事もないのかなと寂しく思いながら、散らばっていた服を寄せ集めて身に着ける。



そしたら後ろから抱き締められた。



力強くガッツリと。

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