DV男
第1話
「あ、お前もういいわ。帰って」
交わり終わること数分。
スマホを手に持った彼が背中を向けて冷たく私に言い放つ。
狭いベッドの上、欲を吐き出された直後に放たれた言葉を呆然とした気持ちで聞く。
「は?」
自分から『家に来い』と呼んだくせに、ふざけたことを抜かすこの男は、付き合って3年目の彼氏。
“
今年で28歳の彼は、ホリが深く色黒で趣味がサーフィンなだけあってガタイがいい。
そこそこ名の売れたDJでトーク力も抜群。
だけど、重度の女好き。
マジでとにかく軽い。
私との出会いだってクラブでナンパだった。
タイプで表すなら俺様でワイルドな肉食系。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます