第38話

誰もいない……。


気の所為?


違和感を振り払い、再び目的地に向けて足を進める。




深夜に差し掛かるこの時間帯に人気の無い道を1人で歩くのはやっぱり心細い……。


一応、来月から女子高生という年齢なわけだし。



危険と言えば危険。


でも、変質者が出てきたところで屈しない。


こっちは着物なんだ。


逆にホラー映画ばりに脅かしてやんよ。


くらいの気持ちでいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る