第60話
冷たく返してくる先輩に押し付けるように言った。
何だか凄い事を言ってしまった…。と思うが、後には引けない。
もう言っちゃったんだもの。
「……何だそれ。どういう意味だよ」
「そのままの意味じゃないですか」
「だから、どういう意味でくれるって言ってんだよ」
「先輩が思うままの意味です」
「狡くね?」
「先輩だって狡いでしょう。友達を人質に取るなんて」
「それくらいしねぇと、お前のことだから今度はキャバ嬢に成り切ってでも店に潜入しに行くだろうが」
「あー、キャバ嬢ですか……」
それは有りかも知れない。
お客さんとしてお店に行くよりも従業員として行った方が早い気がする。
自由に出入りも出来るし。
今回よりは安全に接触する事が出来るはず。
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