第49話

「今日、店で見て聞いた事を全部忘れろとは言わねぇ。ただこれ以上、深く探ろうとすんな」


「真相を探すのを諦めろって言いたいんですか?」


「そうじゃねぇ。昴の件は俺らが追う。お前は関与すんな」


「嫌だって言ったら?」


「お前の連れごと潰す」




冷めた口調で言われ、心がすっと冷えていく。



最終警告みたいなものかな。


私が動けば、私だけじゃなく協力してくれてるノンちゃんとサクラまで。


痛いところを突かれたな、と思う。



逆らったら本気で潰す気で言ってるのは間違いなかった。



目に優しさが全然ない。


威圧的で怖い。


協力してくれるどころか敵に回りそう。



今までだって手を引けとか色々言われてきたけど、今回は本気だ。



本気で忠告されてる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る