第88話
だけど、もう相手の望みを受け入れるのは自分の事を好いてくれてる人間にしかしないと決めた。
好いてくれてるなら多少の我が儘を言われたって構わない。
好きが大前提の“こうして欲しい~”はお願いであり要望、その先には未来がある。
笑顔になれるならいい。
しかし、嫌いな上での“こうして欲しい”に未来などない。
命令であり、強要。
どんどん図々しくなっていき、あまつ最後には『はぁ?なんで言うことを聞かないの?』とスーパー上から目線でキレられる。
そこで甘やかして受け入れてたのが今までの私。
バカにされたって許して怒らず相手の意見を聞いてた。
自分を嫌ってるやつの言うことなんか聞いたって仕方ないのに。
1つ気にくわなきゃ“言うことを聞かないお前が悪い”になるのだ。
『あいつ言うことを聞かないの、ほんと酷いの』なんて言われて、辛く当たられ悪者になる。
私が悪役にされてきた原因の1つだ。
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