第52話

「自分で言いたいならそれでもいいと思う。出来る限りフォローは入れるし」


「…うん」


「まぁ、何かあったら頼ってよ。俺は安久谷さんの味方だから」


「分かった。ありがとう」




見慣れたいつもの笑顔を私に向ける伊那君。


穏やかに笑うその顔を見て自然と自分も笑顔になる。



さすが伊那君だ。


数分前はあんなにイラついてたのに、今は心が軽いスッキリとしてる。


回復魔法でも掛けられた気分。



それに伊那君が味方だと思うとかなり心強い。


防弾ガラスに防弾チョッキ、防弾盾に防弾マスクまで装備しているようなもの。



おまけに銃はバトルライフル。


戦うには最強だ。

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