第46話
「安久谷さんもなー。気が強すぎるって言うか正義感が強すぎる。真面目すぎだし、お人好しすぎなんだよ」
「……そう?」
「そうそう。律儀に1人で戦う必要はないんだって。要は解らせられればいいんだから」
「………」
「使える駒は使う。悪意を向けてくる相手にまで情けを掛けてやる必要はないと思うよ。俺は」
真顔で話す伊那君の顔を見つめる。
いつも温厚な伊那君がやけにクールだ。
にこりとも笑わずにパソコンのキーボードを叩いてる。
珍しい…。
何か怒ってる?
それとも怒られてるんだろうか。
ビックリして目が点。
心の中が大パニックだ。
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