第18話
あれ?このチョコ嫌いだった?
アレルギーだったっけ?
想像してたのとは違う反応が返ってきて背中にヒヤリと冷や汗が流れる。
でも、確か前に同じチョコを食べてたよね?
しかも割りと好きぽかった気がする。
美味しいって言ってたし。
私にもくれたもん。
「……なんかダメだった?」
「いや、逆。チョコレートが食べたいって言おうとしたら出て来たからビックリした」
「なんだ。食べたかったなら良かったじゃない」
「そうなんだけど…。安久谷さんって、いっつも俺が欲しいと思ったタイミングでくれるからさ」
「え、そう?」
「うん。お茶とかお菓子とか俺が欲しいと思ったやつ。なんでかな?って」
そう言って伊那君はマジマジと不思議そうな顔でチョコを見続ける。
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