第14話
「うっわぁ、神林直と和島颯太じゃん!」
「う、うん。」
「良いな ぁ、怜奈。あたしもギュッてされたかったー!和島颯太が良いけど。」
神林直…彼はその容姿と不可思議な言動で有名だ。
口癖の様に眠気を訴えているが、成績は学年5位以内。
黄金色の双眼は色素の関係らしいが、髪は黒い。
和島颯太(ワジマ ソウタ)…彼は神林直の…保護者だそうだ。
彼は髪こそ金色で派手だが、長身に男前な顔立ちで、気さくなフェミニストで知られている。
二人が絶妙なバランスでゆるく着こなす制服は最早他の男子とは別の物にさえ見えてくる程で
二人が並べば、ならではな空気がそこに漂う。
「おはぎさん、食べたい、」
「直ちゃんさっき食べ過ぎたよね。」
「むむ、そうだった、」
二人の背中を私は只々見つめていた。
「和島颯太…格好いいよねぇ。うふふ、ふふふ。」
杏華はスルーして。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます