第57話
祐希は座った後も考え事をしているのかボーッとしている。
やっぱり一言言って連れてくるべきだったかしら?
逃げられると思って作戦が思い付いた。としか言わなかったけど。
「祐希………。何も頼まないの?」
気になりながら祐希をじっと見ていたら篠田君がそんな祐希に気付いたのか話かけた。
祐希は受け取ってメニューに目を通してる。
自然な感じの雰囲気だけど……。
篠田君が頬杖をついたまま、さっきからずっと祐希のことを見てる。
祐希は全く気付いてないけど。
じーっと………。
「………あッ!」
思わず出てしまった声に慌てて手で口を塞ぐ。
今更、気付いたけど祐希ったら今日は絆創膏してないのね?
薄くはなっているけど、キスマークってバレバレじゃないの。
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