第47話

「サ~ナ」



季節は冬。



雪がチラつく街中の、とあるこぢんまりとしたカフェの中。



頼んだコーヒーも飲まずに、自分でも顔がニヤけてるのを感じながら目の前に座った彼女の名前を呼ぶ。



窓の外を見ながらオレンジジュースを飲んでいるサナは、日の光を浴びてキラキラと女神みたいに輝いてる。



ぶっちゃけ、めちゃめちゃ可愛い。



黙ってたらマジで天使。



笑った顔とかキュン死レベル。



すげー好き。



俺、天使ゲットしちゃったなとか時々思う。




「やーネ。恥ずかしい。ニヤニヤしないでヨ。ド変態」




まぁ、口を開くとたちまち悪魔に変身するけどな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る