第14話
いや、悩んでたってしょうがねー。
ちゃっかりカンナが着てるシャツに手を掛けてるあたり、俺が次にするべき行動は決まってる。
そう。俺だって男だ。 バシッとやって、ビシッとキメてやる。
名倉ケイ。背番号4番。
いっけぇぇぇ!
俺だって男だぁぁぁぁっ!!
「刑法第178条、」
「待て。話せばわかる」
視界を遮る手と冷めきった声に阻まれて一気に現実に引き戻される。
戦闘意欲を著しく損なった俺は両手を上げて完全降伏の意思表示をした。
ここで万が一反抗しようものなら命はない。
チクリと晒しと軽蔑のオンパレード。
逃げられる気がしない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます