第10話
軽くテンションが下がりつつも、アヤトに「トランプやろうぜ!」と強請られて皆で俺の部屋に移動した。
久々に大富豪とかやって盛り上がる。
暫くして“明日も早いから”ってアヤトとサナさんがオジサンらと一緒に帰って行った。
ナオも“コンビニに行く”ってショウが帰るついでに一緒に出てったし、カンナの親父達はリビングでオカンらと話してる。
おかげで部屋の中にカンナと2人っきり。
床に寝転んで携帯を弄るカンナとテレビを見てる俺。
さっきからカンナは眠そうにしてて口数が少ない。
「あー、風呂に入って来るわ」
なんとなく気まずさを感じて、立ち上がったらシャツをグッと引っ張られた。
振り返ると今さら酔いが回ってきたのか、カンナが目を潤ませながら俺のシャツを掴んでて。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます