第7話

「もうっ。やめてよ!!」



「お前、弱すぎだろ」



「あんな技でヤられる?普通」



「カンナったら下手くそネ」



「酷いよっ。サナちゃんまで〜っ」





リビングのテレビの前で、ナオとショウとサナさんと一緒にゲームをしてるカンナ。



3人にボッコボコにハメられて拗ねてる。




確かにカンナが飲んでたジュースとオジサンが飲んでた酒は色が同じ。



味も似てるらしい。



大人は皆ダイニングの方で飲んでるし、他の3人もカンナが酒を飲んでるってことに気づく様子もない。



だからってな……。




「さすがにやばくね?」



「大丈夫だって〜」




止める俺の言葉になんか耳も傾けず、アヤトはカンナの隣に座った。



テーブルの下にコッソリ酒の缶を隠し持ってる。

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