第34話
「…なにっ?」
「いや…。今、何時?」
「5時…」
「まだ時間あるよな?」
「う、うん」
「寝よ」
「寝る…っ?」
声が上擦りそうになりながら声を潜めて噛み締めるように呟く。
何それ?夢?ご褒美?
いったい何の?なんで?
状況が理解出来ない。
とにかく心臓が爆発しそう。
蓮くんが私に触った…、蓮くんが一緒に寝ようって言った…、って心の中で永遠とリピート。
信じられない気持ちになりつつ、チャンスとばかりに大人しく蓮くんの横に寝転がる。
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