第78話
智明の前髪が私の頬にあたるくらい顔が近くて緊張する。
悔しいけど目を合わせられない。
「あぁ、撤回しろ。じゃなきゃ公開プレー……」
「森谷君は凄く身長が高いです」
「全然嬉しくねぇ!」
森谷は小さい身長をさらに縮こめた。
私が言った言葉に満足をしたのか智明はやっと私から顔を離してくれた。
これで解放されたわけだ。
後は好きにさせて頂く!
「変態、セクハラ、痴漢野郎!」
私は智明が離れた隙をついて、思いっきり智明にビンタをヒットさせた。
そして、そのままダッシュで教室を飛び出した。
危険を回避する為に。
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