第42話

ノンビリ歩いて学校へ来て、授業をやったようなやってない様な緩い感じで過ごして、あっという間に1日が終わる。





放課後。


今日も退屈な授業だったな、なんて思いながら帰る支度をする。ああ、これだと世の中の高校生に怒られそうだ…。なんてね。



「美織、帰るよー?」


「あ、ごめん。今日は桃ちゃんと帰る約束してて、帰り遅くなるかも…」


「…ああ、分かった。大丈夫。気をつけてね?」


「うんっ」


「じゃあね、私も久しぶりに暁さんの所に行くから、気にせずめいっぱい遊んできてー」


「ええっ、暁さんのところ行くの!?私も行きたい…でも桃ちゃんと帰れるのは久しぶり…うぬぬ、」



美織が百面相しながら悩んでると、桃がやってくる。



「美織ー?」


桃とは2年になってからクラスが違うから、最近はあまり会えてない。まぁ、美織はこまめにLINEとかしてるみたいだけど。



「あ、桃ちゃん呼んでるから、またあとでね!巴衛帰り気を付けてね!暁さんによろしくね!」


「はいはい。美織の方こそね」




大丈夫だもん!とか言いながら桃と教室を出てく美織。本当可愛い。シスコン?仲良くて良いでしょ。



…さて、久しぶりに暁さんに会いに行く事にしたから、電話でもしますかねー。イキナリ行くといない事があるからね。

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