第36話
「はーー、屋上結構遠いのなー」
「ほ、ほんとね…結構疲れちゃう…」
巴衛は淡々と上がってるけど、私はぜーはーぜーはー言いながら階段を上がってる。…私はひ弱か!!
「思ったより敷地広くてビックリだなぁ…」
「ホントだよね~綺麗で大きくて…
なんか次元違うよ…やってけるかなぁ」
「美織ならやってけるって!可愛いし気が回るし可愛いし」
「そそそ、そんなことないよ。
巴衛の方が綺麗で…私なんて…」
巴衛に比べて貧乳だし童顔だし魅力なんてないよね……。…なんて自滅してたら、巴衛にヨシヨシと慰められる。
「まぁまぁ。美織には美織の良さがあるんだよ。…明るくて笑顔な美織に、私はいつも救われてるんだから…、ね?」
「…~っ!わーーん!巴衛大好きーー!!」
ぎゅーーって抱きついて。嬉しくて嬉しくてにへにへと笑う。そんな私に、巴衛はいつも優しい笑顔で「私も」って言ってくれる。
巴衛本当にイケメン…大好き…結婚して…。
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