第34話

校内を暫く歩いて。とある部屋の前でバン!!とドアを開けて入ってく暁さん


「こーんちはー!!明良くーーん!

元気にしてるーー?」



「こ、こんにちは!」


「ちわー」


校長室に勢いよく入ってくので、私達もそれについて行く。そこにいたのは、メガネを掛けた賢そうな大人の男の人。



「お、暁か。お前こそ元気してるか?

俺は元気だぞー!」


「おー、それなら何より。

…でさ、例の話通ってる?」


「ん?あー、うん、来てるよ。

双子ちゃんのやつな?

…で、どっちがどっちかなーー?」



私と巴衛を交互に指さしてクエッションマークを頭上に浮かべる人。



「私が美織です!」


「私は巴衛だよー、貴方は?」


「俺は白雲 明良(はくうん あきら)、ここの校長だよ。よろしくー。気軽に行こうね!」


「よ、よろしくお願いします!」


「よろしくでーす」





白雲さん、思ったより子供っぽいな。賢そうなイメージだったのに一瞬にして崩れたー!

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